Eagle Eyeに関するよくあるご質問を、FAQとしてまとめてあります。お問い合わせ前にご確認ください。
クラウド監視カメラシステムのEagle Eyeを株式会社イグアスでは2015年1月から販売を開始しております。
Eagle Eye Networks(イーグルアイネットワークス)は防犯・監視カメラの録画画像をクラウド上に保存し、インターネット経由で様々な機器(PC、スマホ、タブレット)で参照・設定が可能なカメラシステムEagle Eye セキュリティカメラVMS(以下Eagle Eye:イーグルアイ)を提供しています。
Eagle Eyeは録画データをクラウドに保存するため、これまでの防犯・監視カメラシステムと比較して録画データの喪失を低減し、録画・ライブ画像の参照と機器設定の一元管理を可能とする初のクラウドを基本としたビデオ監視ソリューションです。
Eagle Eye Networksはセキュリティアプライアンスで有名なバラクーダネットワークスの創業者のディーンドレイコがアメリカのオースチンで2012年7月に設立しました。
自身で監視カメラを使おうと思った時に、既存のカメラシステムに不満があり自ら開発をしました。
初のクラウドを基本としたシステムのため、販売開始直後の米国でのセキュリティ展示会では多いに注目され、受賞や各種メディアに取り上げられております。
※「Eagle Eye」と言う同名のカメラシステムが多々存在しますが、Eagle Eye Networks社が提供するクラウド監視カメラシステムを弊社イグアスは取り扱っております。
はい、安全です。
一般建築より高いレベルでの安全性が確保されている日本国内のデータセンターにEagle Eyeシステムは構築されています。
※データセンターの所在は公開されておりません
録画データは暗号化し、3重に保存されています。データセンターとブリッジ、ユーザー利用端末間も暗号化されています。
インターネット経由の通信はSSLを用い、早く入れ替わる暗号鍵と256-bit AES 暗号により保護されます。
これまでの設置場所単位での運用だけではなく、インターネットを経由して、いつでも、どこからでも、様々なデバイス(PC、スマホ、タブレット端末)を用い録画画像、ライブ画像の参照と機器の設定が可能です。
クラウドでありながら高解像度(SD、HD、HD2)で、高いフレームレート(秒5~15コマまたはそれ以上)での録画が可能です。
帯域制御機能を用い、運用によっては既存インターネット回線の流用が可能なため、回線費用の軽減を支援します。
アナログカメラの直接接続が可能なため、既存配線設備とカメラを流用することで、すぐに最新のクラウドカメラシステムへの移行を支援します。またIPカメラとアナログカメラの混在運用が可能なため、段階的なIPカメラへの移行も可能です。
クラウドのメリットを活かし運用途中でカメラ解像度(綺麗さ)、録画データの保存期間(最長10年まで)を変更する事が可能です。
他システムと連携するための無償のAPIが公開されているため、例えば現在ご利用業務アプリケーションと連携し、Eagle Eyeを録画再生装置部品として利用することが可能です。
特に「~向け」はありませんが、インターネットを経由して何処からでも録画画像、ライブ画像の参照が可能な長所を活かし、工場、倉庫、飲食店、クリニック、河川監視、太陽光パネル監視など幅広く導入実績がございます。
料金体系は初期費用、月額費用(ランニング)に分けられます。
初期費用としてブリッジ、カメラ、PoE HUB、工事、設置・設定費用が主な内訳となります。
月額費用として、カメラ1台あたり、録画画質(SD、HD[720p]、HD2[1080p])と保存期間(最低7日間、14、30、60、90、180、1年、2年、2年以上はご相談)の組み合わせから算出となります。
コマ数(FPS)の違いで料金は変化しません。1FPSでも15FPSでも同じ金額となります。
映像の録画、参照時間、時間帯によって料金は変化しません。(通信回線に依存する場合がありますので、ご利用通信会社へご確認お願いいたします)
利用ユーザー(登録ユーザー)数によって料金は変化しません。
イグアスは直販をしていないため価格はEagle Eye販売パートナー様をご紹介させていただきます。
Eagle Eye販売パートナー様候補の方に対しては、弊社とNDA締結後、お知らせとなります。
Eagle Eye販売にはイグアスとのパートナー契約以外にEagle Eye Networksパートナープログラムへの応募が必要です。
パートナープログラムへの応募は無償です。配線工事、機器の設置、設定、保守が可能な体制、または他社との協業体制が必要です。
お客様からのお問合せに対し1次窓口を開設していただく必要があります。
お客様からのお問合せに対応するためテスト機(カメラ、ブリッジ、PoE HUB)を購入していただく必要があります。
※イグアスでは協業先のご案内が可能です。
※1次窓口開設が困難な場合は保守サポートPackをご用意しております。
「Eagle Eye Networks社」 → 「イグアス」 → 「Eagle Eye販売パートナー」 → 「お客様(エンドユーザー)」 の流れとなります。
パートナービジネスを展開しているのはイグアスだけです。
一般的なクラウドシステム同様、Eagle Eyeもベストエフォートを基本としており保証と補償がございません。
※SLAを謳っているクラウドシステムはございますが、努力目標であったり、SLAを下回る場合は返金(正確には利用期間の無料延長)などで対応しており保証と補償が無い場合が一般的です。
Eagle Eyeは、画像、その他データを保存するために信頼できる重複インフラの維持に全力で取り組んでいますが、録画の失敗、録画データ喪失について責任を負うことはできません。
「お客様(エンドユーザー)」 → 「Eagle Eye販売パートナー様(1次切り分け)」 → 「イグアス」 となります。
お客様(エンドユーザー)からのお問合せをEagle Eye販売パートナー様に受けていただき、障害の有無、障害箇所の切り分けをしていただきます。
ブリッジ故障の場合センドバックとなります。イグアスに在庫がない場合はアメリカからお取り寄せとなります。
センドバック期間はベストエフォートとなるため、SLAが必要な場合は障害対応メニューをEagle Eye販売パートナー様が提供することになります。
ブリッジはEagle Eye社の運用管理範囲に入っているため無償交換となります。
カメラ、PoE HUB等の障害の場合はメーカー保証、または販売店様が保証を提供することになります。
ブリッジが故障の場合はセンドバックの無償交換となります。
ブリッジはEagle Eye社の運用管理範囲に入っているため、サポートカメラドライバーの追加、機能拡張は自動で実行されます。
カメラ、PoE HUB等の保守はメーカー保守、または販売店様が保守を提供することになります。
現在30以上のカメラメーカーをサポートしており、サポートカメラは日々追加されております。
下記URLの参照をお願いいたします。
※カメラリストの「Firmware」欄のバージョンとご利用カメラのファームウエアが同じであることをご確認ください。
・互換カメラリスト:https://www.een.com/ja/support/camera-compatibility/
サポートの可能性のあるカメラはONVIF プロファイルS対応で、かつ、2本以上のストリームを同時に出力可能なカメラです。
カメラメーカーがEagle Eye社へカメラを正式対応するように働きかけるか、お客様が利用予定のカメラをEagle Eyeのブリッジに接続してサポート依頼アイコンから対応依頼を行うか、イグアスでお客様からご利用予定のカメラをお借りし、Eagle Eye社へ正式対応するように働きかけることが可能です。
サポートの可能性のあるカメラはONVIF プロファイルS対応で、かつ、2本以上のストリームを同時に出力可能なカメラです。
※Eagle Eye社へカメラサポート依頼をすることで、確実に利用予定のカメラがサポート対象になることを保証するわけではありません。
録画可能な解像度は利用するカメラに依存します。Eagle Eye側では現在4種類の解像度SD、HD(720p)、HD2(1080p)、HD5(5MPカメラ対応)を提供しています。
ご利用目的に依存しますが、人通りを確認するのであればSD、顔を確認するのであればHD、映った文字を読むのであればHD2が目安と考えられます。
※弊社独自検証値。弊社検証設備イグアスソリューションセンターを利用し実証実験が可能です。
※(ご参考)「カメラ解像度の違いを目で見て確認」:https://www.iguazu-eagleeye.jp/support/sp16062901/
カメラに依存しますが、カメラが有する最大フレームレートでの録画が可能です。ただしフレームレートは固定設定ではなく、状況によりコマ数がLow:10~12、Med:12~15、High:15以上の間で流動的な値となります。カメラ機種によってはMax-FPSを選択することで、カメラがサポートする最大フレームレートで録画する事が可能です。
EagleEye標準のカメラ追加と設定ではフレームレートは一定ではなく、ある範囲で揺らぐ事にご注意ください。
フレームレートが変化しても録画料金に変化がありません。例えば10コマ/秒でも30コマ/秒でも同一金額となります。
全ての条件を含む値ではありませんが、下記URLに計算例、実測値がございますので参考値として公開いたします。
・カメラ1台あたりの帯域と容量の計算(例):https://www.iguazu-eagleeye.jp/support/sp16082901/
・帯域制限のある回線に何台のIPカメラが接続可能なのか:https://www.iguazu-eagleeye.jp/support/sp15122401/
ブリッジはEagle Eyeデータセンターと時刻同期しています。
Eagle Eyeの録画時刻は、ブリッジ内の画像変換処理時間に左右されるため、カメラ本体機能で録画画像に時刻を記録するとEagle Eyeで管理している時間とズレが生じます。そのためEagle Eyeではカメラ本体の時刻は録画、管理どちらにおいても利用されません。
Eagle Eye標準構成ではカメラはブリッジ配下の閉鎖されたセキュアなカメラ専用ネットワーク(通称CamLAN)に配置のため、外のNTPサーバーへの接続ができません。外部NTPサーバーとカメラ本体の時刻同期が必要な場合はWAN側へカメラを配置するなどの運用が必要です。
※Eagle Eyeに限らずIPカメラであればズレが生じます。
Eagle Eye Security Camera VMSは、全てEagle Eye Cloud Video API上で構築されています。Eagle Eye Cloud Video APIが、アクセス制御システムのような異なるシステムとの統合を可能にします。
Eagle Eye Security Camera VMSは、他のビデオ管理システムとは動作しない独立型システムです。
Eagle Eye Networksでは、APIを専用のページで公開しています。ご興味を持たれた開発者の方は、ぜひページをチェックしてみてください。
・Eagle Eye Video APIs:https://www.een.com/ja/solutions/video-api/
2014年5月、サンフランシスコで開かれたAPIconというハッカソンを後援し、Eagle Eye NetworksのAPIを利用したチームが、EvernoteやPubnubのAPIとともに受賞しました。
Eagle Eye Security Camera VMSは、他のビデオ管理システムとは動作しない独立型システムです。
Eagle Eye Security Camera VMSは、多数のONVIF※カメラおよびアナログカメラと互換性を持っています。対応しているカメラのリストをサポート情報ページにて公開しております。リストは随時更新しておりますので、カメラの互換性はこちらのリストにてご確認ください。カメラリストの「Firmware」欄のバージョンとご利用カメラのファームウエアが同じであることをご確認ください。
・互換カメラリスト:https://www.een.com/ja/support/camera-compatibility/
(※)ONVIF:Open Network Video Interface Forumの略。複数のカメラメーカーが合同で立ち上げ、ネットワークの標準規格を策定しました。現在では、多くの機種のデジタルカメラがこの規格に対応しています。
全く問題ありません。大多数のアナログカメラに対応しています。Eagle Eyeはエンコーダー(アナログ-->デジタルコンバーター)を内蔵しているブリッジがありますので、既存のアナログカメラをお使いいただくことが可能です。カメラを既存DVRからEagle Eyeブリッジのポートに差替えるだけで、インターネット経由で、どこからでも何時でもライブ画像と録画画像の参照が可能な最新式のクラウドカメラシステムとして直ぐに活用が可能です。アナログカメラとIPカメラの混在環境に対応しておりますので、将来的にIPカメラへ移行する場合も、Eagle Eyeシステムが大いに役立ちます。
※AHD、HD-SDI、HD-CVI、HD-TVIのアナログカメラはサポートしていません。
はい、こちらの互換カメラリストの「Special Features」でPTZの記述のあるカメラの利用が可能です。
・互換カメラリスト:https://www.een.com/ja/support/camera-compatibility/
(※)PTZカメラ:ネットワークを経由してカメラのパン・チルト・ズームの制御を行う機能を備えたカメラを指します。
対応しているワイヤレスカメラもございます。お手持ちのカメラが対応しているかどうか確認するには、こちらの互換カメラリストをチェックしてください。
・互換カメラリスト:https://www.een.com/ja/support/camera-compatibility/
IPカメラの他にEagle Eyeデータセンターへ録画データとライブ画像を転送するブリッジが必要です。またIPカメラとブリッジを接続するPoEハブが必要です。
IPカメラ、ブリッジ、PoEハブが初期費用となります。
※ PoE:Power over Ethernetの略。イーサネットケーブルを経由して電力の供給を受けることができる機能です。
ブリッジは、Eagle Eye社のデータセンターへ、録画データ、ライブ画像を安全に転送する専用のエッジアプライアンスです。ブリッジはインターネット回線がダウンした場合、ビデオをバッファ(一時保管)します。バッファ機能のない他システムでは「回線障害時間=録画データロス時間」ですが、Eagle Eyeブリッジのバッファ機能により全滅を軽減する事が可能です。
またブリッジには、暗号化、データのセグメント化、帯域幅管理、動体検知と解析、ビデオ圧縮と変換などの機能があります。
ブリッジの種類によりますが、IPカメラを15台接続可能なモデルが標準です。
詳しくは下記URLの参照をお願いいたします。
https://www.een.com/ja/docs/data-sheets/
※内側からインターネット方向へ下記ポートの開放が必要です。
TCPのみ 80,443,22,8081,49152-65535
UDPのみ 8082
PCの場合、何もダウンロードする必要はありません。ブラウザだけで参照と管理など全ての操作が可能です。ブラウザへプラグインの導入も不要です。
Android、iOSの場合はGooglePlay、AppStoreから無料アプリをダウンロードして頂く必要があります。
Eagle Eye Cloud VMS モバイルアプリダウンロード:https://www.een.com/ja/cloud-vms-mobile-app/
Eagle Eye Networksでブリッジをリモート管理し、随時最新版へのアップデートを行っておりますので、お客様またはリセラー様がシステムメンテナンスのために何かをダウンロードし適用などの管理をしていただく必要はありません。